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<創作と批評>週刊論評「期待しても良い南北首脳会談」

(2007年8月14日 <創作と批評>週刊論評) ジョン・チャンヒョン 国民大学校兼任教授

予想していた8月についに 第二次南北首脳会談が開かれる。今回の首脳会談は先月末に将官級軍事会談が決裂し、「今年は難しいだろう」と考えられていた折に電撃的に発表された。政府はこの間、長官級会談などの主要な南北交渉の場を通じて北側の南北首脳会談開催に対する立場を確認しながら、必要な場合は特使を派遣する用意もあることを伝達してきた。

これに対し北側は、昨年末から 「首脳会談の開催には原則的に同意するが、時期は周辺情勢と南北関係の状況を見ながら検討する」という立場を堅持して来た。 7月に政府が再び首脳会談の開催を提案し、北側がこれに応じて来たことは、南北の首脳が再会し大きな枠組合意を導き出す必要性がそれほど切実だったからだ。

現在北東アジア情勢は冷戦体制の最後の暗雲が晴れ、新しい北東アジア平和体制の姿に備える方向に進んでいる。今年には 「終戦宣言」、来年の上半期には 「平和協定締結」という米朝関係の急進展も予想されている。

限界にぶつかった南北交流への活力素を期待

百余年前、私たちは強大国の角逐場になったまま植民地に転落した痛い記憶を持っている。しかし今度の首脳会談は、これから新たに作られる北東アジアの枠組みを主導的に導き出す基盤を用意するだろう。その点から、今回の首脳会談合意に対して挙げられる 「大統領選挙のための政略」 、「闇取引疑惑」、開催場所などの批判は実は副次的な問題だ。南北関係だけではなく米朝関係と同時の進展は、伝統的な 「親米と反米」 「親北と反北朝鮮」の構図と対立を揺るがし、60年以上続いて来た 「分断体制」を崩すだろう。

国内的にも今度の首脳会談は6・15共同宣言の生命力を取り戻し、首脳会談開催合意文にも表された 「我が民族どうし」の精神を高めるきっかけになることが予想される。特に7年目を迎え限界を現わした政府間、民間次元の対話と交流に新しい活力を吹き入れるだろう。2000年 の6・15共同宣言以後、「南北和解協力と韓半島平和増進のための南北当局者の間の最高協議機構」としての役割を果たして来た南北長官級会談は、昨年から新しい議題を発して合意することの限界にぶつかり、6月15日と8月15日に開かれる南北民族共同行事も儀礼的な行事が主として行われている状況だ。このような状況で開かれる 第二次南北首脳会談は、政府と民間交渉、皆に新しい転機をもたらしてくれるだろう。特に首脳会談の定例化と南北対話を論議する新しい常設機構の設置に南北が合意する場合、南北関係は後戻りできない和解と協力段階に入ることになる。

「南南葛藤」を解決する踏み石に

第二次南北首脳会談は短期的には「南南葛藤」*を深化させるが、中長期的に見れば「南南葛藤」の解決に寄与するだろう。「南南葛藤」はどちらか一方が他方を説得して解決できる問題ではない。朝鮮半島の問題に関わる「南南葛藤」は米朝が関係改善をして、当事者たちが集まり終戦宣言をし、平和協定を進めながら解決されるしかない。すなわち「南南葛藤」の国際化や国際問題の合意を通じて解決するしかなく、実際にそのように進んでいる。

議論になっている首脳会談の主要議題は、朝鮮半島の非核化と北東アジア平和、統一の方向と新しい南北対話機構の設置、経済協力と人道的問題などが上程されると考えられる。北ではいわゆる 「四大根本問題」、すなわち共同漁労区域設定を通しての西海岸の緊張緩和(NLL問題)、北側の参観地制限の解除、米韓合同軍事訓練の中止、南北和解を妨げる法的・制度的問題の解決などを提起するだろう。もちろんどれも易しい問題ではない。


六者会談-南北首脳会談

しかし国際的な外部状況に後押しされ、また今年の2・13合意以後南北が長い間準備したため、予想を越える合意に逹するように考えられる。このような楽観は2・13合意の 第一段階の措置が順調に移行され、「北朝鮮核の年内の不能力化」が確実に成されるだろうという見通しに基づいている。

また 六者会談と米朝対話では、南北首脳会談で解決しにくい問題について論議が進展している状況なので、むしろ 第二次首脳会談での負担を減らすことができた。国内メディアと専門家たちが集中的に取り上げる北朝鮮核問題は、基本的に六者会談を通じて論議することなので、南北首脳会談の席で論議するには限界があって当然だ。北朝鮮核問題の行方は、北と米国がどのように解決して行くかが重要だ。首脳会談で今すぐ平和体制や軍事的緊張緩和の面で具体的な内容が出ないとしても、ある程度原則の合意が成立すれば良い。そうすれば、次の政府を誰が引き受けても現ブッシュ政権末期に米朝関係が改善し、同時に南北関係が改善するという大きな枠組みのイメージを予想できる。

首脳会談以降に備える布石の必要

そのような点から、政府は今度の首脳会談で必ず合意に達す議題と今後の実務協議に引き継ぐ問題の「選択と集中」を上手くしなければならないだろう。六者会談と米朝対話が速く円満に進行されている時期に開かれるので、第二次 南北首脳会談は成功に終わるだろう。これからは首脳会談と成功の可否より、会談の成功がもたらす 「後爆風」に備えなければならない。

首脳会談の成功は、直後に開かれる六者会談、六者外務長官会談への促進剤の役割を担うだろう。先月初めに中国の楊潔*外交部長が訪朝した際、金正日総書記は 「最近朝鮮半島情勢が一部緩和された様子を見せている」と発言した。米朝関係に一定の信頼関係が形成されていることを示唆する発言だった。

今こそ北東アジアの枠組みで朝鮮半島の未来を見よう

これまで 「終戦宣言」や 四者首脳会談について、現実的に可能なのかという疑問の声が多かった。今度の首脳会談は 「四者会談も可能である」という思考の転換をもたらすだろう。これからはどこで会い、どのような形で、どの国々が参加するかについての詳細な問題が具体化され、それの多様な方法が論議される段階に転化する可能性が大きい。米朝関係が私たちの予想を越える水準にまで急進展している状況を念頭に置き、北東アジアの平和安保体制と朝鮮半島の平和体制を具体的に考えなければならない時期に来たわけだ。去る 3月16日に北京で開かれた 六者会談の北東アジア平和・安保体制実務会議で、北側代表は 「米朝、日朝の関係正常化を通じて友人関係を結びたい、国際社会の責任ある一員になりたい」という主旨の発言をした。国際社会に進出しようという北側の意志は確なようだ。

ただ 六者会談と南北政府間会談が活発化する場合、民間次元での交流は一定の期間縮小する恐れもある。6・15共同宣言実践南側委員会と対北朝鮮関連NGOの努力が求められる場面だ。冷戦体制が完全に解消される段階に進んでいる情勢の中で、何よりも私たちに必要なことは南北関係の枠組みだけに閉じこもった 「井戸の中の思考」と我田引水式の「政治・派閥的理解」から脱して、北東アジアの枠組みで朝鮮半島の未来を考える認識への大転換だ。

*「南南葛藤」朝鮮半島の南北問題と対比して、韓国国内の対北朝鮮観を中心に醸成された葛藤を意味する
*(〓は竹かんむり、まだれに「虎」)

原文 http://weekly.changbi.com/blog_post_165.aspx
   http://www.pressian.com/scripts/section/article.asp?article_num=40070814231044

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